PMP(プロジェクトマネージャー)合格体験記  小幡 直輝

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先日、PMP試験に合格しました。 まず、合格までの道程を簡単に、ご報告します。

2007/04/25 PMPの資格取得に挑戦を開始する

受験資格に、公式なプロジェクトマネジメントの研修を35時間受講していること、と言う条件がある。長年、システム構築のSEをしている私にとってプロジェクトマネジメントの経験は、腐るほどあるのだが お恥ずかしい話、公式な研修となると受講したことはないので10万円もするのか・・・と思いつつも Project Management 試験対策講座なるものを購入した。

2007/06/06 試験対策講座1基礎編の学習終了

時間のあるときに、CD-ROMの内容を聞き流す程度である 。とても集中力を維持するのが難しい・・・。

2007/07/04 試験対策講座2実践編の学習終了

最後の基本問題、演習問題は、真剣に取り組んだ。それ以外は、CD-ROMの内容を聞き流す程度である。

2007/07/04 PMP受験WEB申請

英語が苦手な私にとっては、正直この受験申請がもっとも難関であった。申請内容の記入項目が非常に多く、全て英文にての入力のため半日くらいの時間がかかった。

2007/07/09 受験申請の承認通知メールを受信

2007/07/10 受験支払処理及び試験会場の予約

2007/07/29 PMP受験

2007/07/31 合格通知メール

2007/08/10 合格証明書を受理

1番、必要なのは実務における経験と知識に頼って回答するのではなく、PMIの観点で答えを導かなければいけないと言うことです。つまりPMIの考え方を理解しなければいけません。
問題のほとんどは、ある特定の状況においてどうするか?といったような質問形式になります。単に記憶力をテストされるのではないと言うことです。
私の場合は、実践的な問題(200問)をテストして、回答に自信のなかった問題、間違えた問題をチェクします。2~3日おいて同じ問題をテストします。これを3回ほど繰り返しました。そうすると、繰り返し間違えている問題が浮かび上がってきます。自分が理解できていない(弱い)部分の傾向が解ります。その辺りを重点的に考え方を理解するのがいいと思います。
計算にて回答できる問題が、少しですが出題されます。計算そのものは、さほどむずかしい問題が出るわけではないのでこれは、数式さえ覚えていけば、必ず正解できます。数式は必ず覚えて、計算問題は正解をゲットしましょう。
最後に、まず受験申請を行い、試験会場を予約してから集中的に勉強するのがいいと思います。私の場合も、試験会場を予約してからの2~3週間に集中的に勉強したのがよかったと思います。

問題が200問、試験時間が4時間なので集中力を維持するのがポイントになります。
問題の内容が、他の問題の回答のヒントになっている場合があります。集中していれば、この隠れたヒントに気付くと思います。
計算問題以外は、1度、悩み始めると、きりがないので割り切って回答して、次の問題に進みましょう。私の場合、200問の回答を終了した時点で、残り時間は、1時間ありませんでした。あまり1つの問題に悩んでいるとあっと言う間に時間がなくなるかもしれません。
最後に、よほど確信がもてない限り最初の直感を大切にしたほうがいいと思います。
正直、私も50問くらいは、回答に確信がもてませんでした。

PMP試験のために学習したことは実務におけるプロジェクトを成功へ導くためのレシピのようなものだと思います。
実務において、全てPMIの考え方で押し通すというわけにはいかない場面も多々あると思います。
あらゆる状況において、正しいこと、まずやらなければいけないことを理解した上で、プロジェクトを成功に向けて、やり繰りできるプロジェクトマネージャーになることが重要だと思います。

小幡直輝小幡 直輝
株式会社アイロベックスで、スーパーSEとして活躍
http://www.ilovex.co.jp/

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