『ネットマーケティングの始め方!』第1回 リスティング広告(検索連動型広告)

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はじめまして インターネットマーケティング事業に魂を込めている
株式会社サービエンス・代表の前田です。
今回はソフトウエア産業に従事される社長様にもご理解頂ければと思い
重い筆を執りました。実際はパソコンですが・・・。

第1回は広告品質評価も加味されるようになったリスティング広告(別名PPC広告)
について まずは、何から始めていけばよいのか。

「聞いたことはあるけど、具体的にはよくわからない。」
そんな方にもわかりやすく伝えていきたいと思います。

ここで、広告品質とは具体的には品質INDEXと言われる指標で、検索ユーザにとって
必要と思われる広告については広告入札単価に関係なく、上位に表示させよう!
という動きです。
これは大変いいことです。以前は広告単価が高ければ高い企業が上位に表示される
ルールになっていました。このルールが適用されてから当社も積極的に活用する
意欲が沸いてきました。

欧米では広告予算の内、実に50%以上がこのリスティング広告に投資されています。
日本ではわずか14%前後に留まっています。(参考:インターネット白書)

この違いは何なのか?。

ある外資系広告コンサルティング会社の社長に聞いて見ました。

欧米では株主が広告ROIにも目を光らせており、CMO(チーフマーケティングオフィサー)
執行役員は命がけで広告に取り組んでおり、マネージメント層も日々努力している
とのことでした。一方、日本ではまだそれほど数字に対する責任も追及されず、
広告ROIの可視化についてはまだ消極的だと。

これは文化の違いや経営に対する考え方の違いもあると個人的には思いました。
ただ、オンラインのマーケティングを通じて、リアルな経営活用を支援できる
側面も十分にあることだけは伝えたいと思います。

さて、本題に入ります。

リスティング広告をやってみたいと思った場合、考えないといけない7つの決め事。

0、自社のサービス、製品での無償化、低価格化、簡易化戦略。

1、自社のビジネスに適合する見込み客のターゲット選定。

2、見込み客が検索するであろうキーワードの選定。

3、見込み客が「ピン」とくるキャッチコピーとタイトル説明文。

4、見込み客に対するオファーの用意。

5、実際にページに訪れた方へ訴求するページ構成とハウスリストの取得方法。

6、獲得したリストに対するフォローアップの仕組み。

7、獲得したリストに対するアップセル、クロスセルの仕組み。

ここで、最も重要な事で、意外に実行されていないのが0番の戦略作りです。
これがないと、広告も垂れ流しになってしまいます。

0番についてはここだけの話にしておいてください。

インターネットでの問い合わせや資料請求を行うモチベーションを考えると
理解できるのですが、高額な商品には二の足を踏んでしまいます。

これらを見て、決して特別なことではないことが理解できると思います。

ここで、よく問題になる2のキーワード選定について、お話したいと思います。
一般的には広告出稿管理画面にて参考になるキーワードが表示されて、この
出てきたキーワードに入札するのですが、当然、ライバルも多くなり、広告単価
の高いキーワードを必然的に選択することになります。
一定の広告予算で長くリーチし、潜在顧客へ確実に届ける為には工夫する余地
があるところです。

その方法として
1、キーワードアドバイスツールの活用
2、ブログやSNSのデータを活用
3、有料のキーワードサービス、ツールの活用

が考えられます。

広告投資の考え方として、金融サービスの投資にも似ていて
キーワードポートフォーリオという考え方を用います。
ビッグワード、ミドルワード、スモールワードに対して
競合企業の入札状況を監視しながら、これらの戦略を考え
運用していきます。まさにゲーム理論によるシュミレーションです。
現在ではこの運用に対して戦略をシュミレーションするツールも
提供されています。

1,相手を力づくで撤退させる戦略
2,相手に油断をさせておいて一気に攻め入る戦略
3,相手の弱みにつけ込む戦略 等々、

戦国時代さながらの心理戦が展開されています。
冗談のように聞こえるかも知れませんが、現実に大きな予算を投下して
いる企業では当然の事なのです。

検索連動型広告で有名なグーグル、精度の向上が著しく圧倒的なユーザーを保持
するYAHOO、それらに対抗するMSNのサーチ技術からも目が離せません。
来年はMSNから新たなサービスが投入されてくるでしょう。

ますます、パーソナライズ&ローカライズ化が進み、ターゲッティングの精度も
デモグラフィック属性、サイコグラフィック属性に適合したライフスタイルサーチ
が次々と投入される様子です。

今からでも十分に間に合いますので、やってみようかなと思われた方は
今すぐ、実行されることをお勧めします。

次回はリスティング広告と関連性の高いコンテンツ連動型広告についてお話します。

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