ビジネスを成長させる11の成功法則 その3

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こんにちは。
船井総研の斉藤です。

ビジネスを成長させる3つ目の成功法則。それは・・・

「社長にしかできないことを減らす」です。


はっきり言って、中小企業というのは、99%が社長で決まると
言っていいでしょう。

だいたい年商2億円くらいの会社というのは、ほぼ社長が一人で全ての
業務をまわしている状態です。中には、年商10億円程度まで
社長がグイグイひっぱっていく会社もあります。

しかし、いくら社長がスーパースターだとはいえ、そこには限界が
あります。

実は、社長中心の会社というのは、社長の存在自体が、会社を大きく
する時の阻害要因になることがあります。


伸びている会社の社長の話を聞いてみると、お客さんとのゴルフや
接待など(もちろん接待は遊びではありませんが)、意外と遊んで
いる(ように見える)ケースが多いのです。

遊んでいるというと、語弊があるかもしれませんが、要するに、
「社長が会社にいなくても会社がまわる」状態になっているという
ことです。

これは意外と大事なことです。


以前、ある伸びている会社の社長に、成長の秘訣をお聞きしたところ、
わざと会社に午前中だけ出社して、午後になったら帰ってしまうように
したそうです。

もちろん、最初は携帯電話がひっきりなしに鳴ったようですが、
しばらくするとそれもおさまり、何とか会社がまわるようになった
そうです。そこから会社が伸びていったという話でした。


ただし、早く帰るだけでは会社はまわるようになりません(当たり前ですが!)。


そこで、社長として実施しなければいけないのは、業務のマニュアル化、
チェックリスト化です。

マニュアル化というと、あまり良い印象がない方も多いかと思いますが、
とても大事です。あの顧客満足度ナンバーワンのホテルである
リッツ・カールトン・ホテルでもマニュアルがしっかり整備されています。

マニュアルやチェックリストが重要なのは、作業をする上で毎回思い出す手間、
時間が大幅に短縮できるからです。

とても身近なことで言うと、出張するときのチェックリストがあれば、
それだけでかなりの時間の節約になります。出張する際には、
頭の中で、「あれは持っていかないとな」とか「あれは忘れてないか」
などと思い巡らしますが、チェックリストの一覧があれば、
モレることなく、あっという間に準備できてしまいます。

ですから、社内でマニュアル化できること、チェックリスト化できることを
一度考えてみて下さい。そして、社長以外の人でもできるのに、
社長がやっていることなどを洗い出してみてください。


そして、この時、ひとつ気を付けないといけないことがあります。

それは・・・


「自己重要感」を捨てるということです。

自己重要感を捨てるとは、どういうことかと言うと、人間誰しも、
他人から重要な人物だと思われたいですから、自分しかできないこ
とがあると安心します。

しかし、社長がそのような状態だと会社は成長しません。

社長以外の人でもできることは、ドンドン委譲して、社長は本当に
社長にしかできないことに集中する必要があります。

本当に社長がやるべきことは、3年先、5年先の戦略や儲かる仕組みを
作ることです。


まずは、会社の業務を見つめ直してみてください。

そして、社長以外の人でもできることは、さっさと委譲し、社長にしか
できない真の仕事に取り組みましょう。

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