こんにちは　サービエンスの前田です。

今回は『SEO』についてお話します。

SEOは今現在、最も加熱しているサーチエンジンマーケティングの
ひとつでもあります。

サーチエンジンの歴史はまだ浅く、２００３年当時は
対策としてマルチドメイン対策が提唱されていました。

インターネットのネットワークはJUNNETからARPANETへの接続を開始し、
国内の大手ネットワークサービスプロバイダ間を高速に接続し、
ネットワークハブになっているサーバーを活用していました。
BINDの知識とDNSサーバーの運用知識を持っていれば十分であったのです。

また、ディレクトリー型として『DMOZ』『LOOKSMART』

検索エンジンとしては『アルタビスタ』『インクトゥミ』

それから、数年のうちに、ホームページからWEBサイトと呼ばれる
ようになり、サーチエンジンの競争も激しさを増し、現在では
なくてはならないサービスに成長致しました。

現在のYST（Yahoo！Search Technology)はInktomim,AlltheWeb,
altavistaをベースに開発し統合したものと推測されています。

googleについては詳細をお話するまでもなく、バックリンクを分析する
検索エンジンBackRub（バックラブ）の研究開発から事業化された独自の
ランキングシステムにより、当時のスパム対策を打ち破った画期的な
検索サービスとしてデビューしました。

近年、力を入れて開発されている『ライブサーチ』ですが、国内では
まだ、話題も盛り上がりも出ていませんが、来年以降の台風の目になる
可能性もあります。

今年度のSES（サーチエンジンストラテジーズ）ではパーソナルサーチや
ローカルサーチが話題になり、未来の検索サービスを感じさせるブースが
注目されていました。

このように、日進月歩で進むサービス開発はSEO対策にも大きく影響を及ぼします。

先日、発表されたグーグル社の発表では外部リンクを有用で販売する
業者にはペナルティが発動されることになりました。

飲酒運転の罰則強化に似ています。

飲酒運転はいけませんが、運転するドライバーに酒類を提供した業者が
罰せされるのと同様に、インターネットの秩序を保つためには
今後ともこうした対策を強化していく流れは変わらないと思います。

サーチエンジンのサービスは求められているコンテンツを求められている人に
届けるサービスですから、求められているコンテンツを更新し、
メンテナンスしていくことが、地道ではありますが、最高のSEOサービスになり得ます。
これは短期的な対策ではなく、中長期的な対策になります。

ここで重要なのは、伝えたいコンテンツではなく、求められているコンテンツ
であるという点です。

みなさんはどのように求められているコンテンツを企画しますか。

ネット上で検索された検索結果は何を物語っていますか。

どのような検索ニーズやシーズを発見できますか。

もちろん検索サービスが進化している以上、SEOテクニックをメンテナンス
していく必要もあります。

SEOとはサーチエンジンサービス結果に対する最適化であり、検索上位表示と
訳されることがありますが、このほうがわかりやすいからなのですが
実際は最適化であって、部分最適ではなく、全体最適なのです。

木を見て森を見ずになってしまっては、本末転倒の結果が待っています。

多くのセッションや送客が実現しないよりするほうがいいのですが、
検索上位になっていてもクリックされなければ送客はゼロなのです。

株式投資にも似ていて、キーワードのポートフォーリオを運用すること
なのです。調査や分析で仮説は立てることはできますが、実際にやってみて、
運用で投資効果を検証していくサービスなのです。

ここを理解しないまま、SEOサービスを実施するとこれも不幸な結果に
なってしまいます。

腰を据えて我慢し、辛抱強くトライ＆エラーを実施している企業では
費用対効果に成功しています。こうした企業からは私たちも学ぶことが多く、
信念を感じる瞬間でもあります。

これらを実行していく為にも自身のサービスを改善し、本物のSEOサービス
を提供していきたいと思います。理想は検索サービスに左右されることの
ない普遍のものです。

これからの対策はソーシャルメディア最適化とダイアログ（対話）がキーになり、
いかにターゲットに参加してもらうかが鍵を握ります。

現在の内部対策は多くのマニュアルが出回っていますが、基本はW3Cのルールに
基づく『ユーザビリティ』『アクセシビリティ』であり、
検索エンジンはより人間に近づいています。

次回からは『クチクミマーケティングの手法』をお伝えし、その後、CRMや
リテンションのお話をお伝えしていきたいと思います。