ソーシャルメディア最適化について

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ソーシャルメディアが意味するもの。

それは、今までの概念でメディアという媒介を示すものではなく。

一方向のコミュニケーションから双方向へシフトしている。

一般的なセミナーではこう語られています。

私自身もそう話しています。

これは、雑誌、編集の現場や通販の業務でも、以前より実施されて
きたことで、お客さまの声やユーザ連動企画等々が行われています。
また、メーカー様のお客様推進センターでも、情報を収集、分析し
販売企画や製品企画へ繋げようと、様々な工夫を凝らしてきました。

現在でも、ハガキやお客さまの声を店舗で回収し、また、
サンプル品や試供品のアンケートを収集し、役立てています。

このプロセスの課題はお客さま側には生活をしていく上での背景
があるということです。

それぞれの顧客の生活実態や置かれている環境が異なることから
言葉に変換された時点での暗黙知から形式知に置き換わる
言葉の地図が異なることに起因します。

こうしたことより、覆面調査やブログ、SNS等に代表される
ソーシャルメディアでの調査が重要視されています。
また、グループインタビューや座談会等の生の生活実態を把握する
ことも重要になってきます。

企業側では企業コミュニティーを企業側で運営したい欲求に駆られますが
そうすることで、結果的には現在のサンプル提供やアンケートと同様に
生の本音を収集することは困難になるでしょう。

企業が運用しているコミュニティーで本音を書かないのは当然なのです。

コミュニケーションの質を高める為には第3者の中立的な存在が必要になります。

メディア側が行ってきた役割がオンラインでリアルタイムになり、その結果
としてメディアによる深いコミュニケーションが求められています。

また、消費者側でも検索サービスによって、情報収集の量が莫大に増えたこと
から、自分のほしい情報に近しい道しるべ的存在を求めるようになってきました。

オンラインメディアの信頼性についても、自身が判断していくスキルを
求められているからです。

以前は薬を医療機関から貰うと、それを疑いもなく飲んでいました。
現在は薬の説明があり、ネットで調べて、副作用はその他の問題がないかを
確認しています。

この文書を読まれている方も、この文書は何らかの影響を受けた、目的を
持ったコンテンツであるかを、様々なリンクや筆者のバックグラウンドから
正しいか正しくないかを判断しています。

人は、こうした情報に対して敏感であり、情報を操作すると解ってしまいます。

専門的なコンテンツを扱うソーシャルメディアへの記事投稿もソーシャルメディア
最適化への第一歩になりますし、ブックマークサービスや話題になるコンテンツ
を発信していくことも最適化に繋がってきます。

そうした最適化への手段としてPRやSEM、SEO、コミュニティの運営
アフィリエイト等々の手法があります。

広告プロモーションにおける、ブランディングやコミュニケーションの絆を含んで
ソーシャルメディア最適化が語られます。

近年注目されている『クロスメディア』の効果としてソーシャルメディア最適化
があると思います。

コミュニケーションの量と質でこれらを測定していくことは
今後の課題でありますが、仮説、検証を実施していく以外に道は開かれないでしょう。

次回からは本題でもあります。

いよいよ情報サービス産業様が深く関わる内容に移ります。

ネットマーケティングと連動するCRMやSFAについてお話を進めていきたい
と思います。その際にリテンション(お勧め)レコメンドとも呼ばれています
話題にも触れ、その後、EDIやナレッジマネジメント、EIPに進み
基幹系システムへお話を進めていきます。

消費のトリガーや消費へのアクションに変化が起きているのですから
企業システムの情報系や基幹系のシステムについても変化が起きてくるのは
当然のことなのです。

 

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